ポジティブリスト制度・GAP

ポジティブリスト制

ポジティブリスト制度とは、農薬、動物薬医薬品、飼料添加物が一定量を越えて残留する食品の販売を原則禁止にする制度です。
農産物から加工品まで全ての食品が対象となり、食品ごとに農薬等の残留基準が設定されています。
制度施行に伴い、残留基準が設定されている農薬の数は250品目から589品目に拡大されました。残留基準が設定されていない農薬等は原則として一律基準0.01ppmが適用されます。
基準値を超えた場合、原則として販売禁止措置がとられ、同時に製造、輸入、加工、使用、調理、保存、販売した業者名が公表されます。

GAP(Good Agricultural Practice)

GAPは農業における安全・品質を維持するための生産工程管理の取り組みであり、農業現場において食品事故などの問題を未然に防ぐための農業管理手法の1つです。
国内外で多種多様なGAPがありますが、主に国内では第三者認証制度を導入しているJGAPやGLOBALG.A.P.が普及しています。
JGAPやGLOBALG.A.P.では農場における生産工程において、農場の土壌・水質や作物残留農薬などのリスク評価が必須となっております。